ミスター・ノーバディを観てきたの巻

トトザヒーローとかのジャコ・ヴァン・ドルマル監督の新作、ミスター・ノーバディをヒューマントラストシネマ渋谷で観てきました。なんか割引券があったので、1500円で。ヒューマントラストシネマ渋谷ってのは、昔アミューズCQNだったところのネーミングライツとやらを、ヒューマントラストっていう人材の会社が買ったために、聞きなれない映画館になったみたいです。人材の会社が運営しているわけではなさそうです。

映画館の話で申し訳ないけど、このヒューマントラストシネマ渋谷は、ビルの構造がとにかく使いにくい。2F行きと3F行きのエスカレーター。エレベーターは、2Fから上にしかなくて、2Fからの下りエスカレーターがない。これはダメでしょう。
シアターは小さいので、前から3番目で観てしまったので、かなり見上げる感じで少し疲れました。後ろの方で観ることをおすすめします。

さて、映画の話です。
ストーリーは、オチが分からない程度にallcinemaの内容紹介を引用すると、

西暦2092年。そこは、もはや人が死ぬことのない世界。そんな中、死を迎える最後の人間となった118歳の老人ニモに世界の注目が集まっていた。やがて彼は、記者の質問に応えて自らの過去を思い出し、語り始める。

2092年、死ぬことがない世界で唯一死を迎えるという設定のみで、それ以外の前情報なしで行ったのですが、SF的な感じもないわけではないですが、VFXバリバリな感じではありません。

殆ど、現在を含めた過去の映像で、人生の中で訪れる選択を、どれを選んだらどうなるのかという「もしも」をパラレルに見せてくれます。

時折、なぜか、エントロピー増大の法則や、超ひも理論で言われる、9次元空間+1次元時間のことや、ビックバンから、宇宙の終焉のひとつの形であるビッグクランチ等がインサートされ、実はこれが映画全体の複雑化していく流れ、どれが真実なのかわからないまま進んでいく中で、結果として説明し観客を納得させ、終結させることになる。

コーヒーにいれたミルクが拡散していき、それが元には戻らないのは、何故か?時間が現在から未来への1方向にしか移動できないからに他ならない。ビッグバン以降、宇宙は拡大を続け、それによって時間が存在し、エントロピーは増大し続け、複雑化していく。

えっそんなオチって、そりゃないぜ的な感じになりかけますが、(これから観る方にネタバレになるといけないのではっきりは書きませんが)、なんか、宇宙法則とか、量子物理とかと重ねあわせて考えていくと妙に納得させられる映画でした。

上映時間は2時間30分弱と長めですが、全く退屈はしませんでした。

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